火災保険を活用した外構修理の一例
■ 被害の状況(Before)
深夜、大きな衝突音に驚いて外に出ると、スロープに車が乗り上げ、アルミ手すりとポストをなぎ倒す事故が起きていました。
確認すると、手すりの柱は根元から折れ、ポストも傾き、外構の角は割れてタイルや下地も大きく損傷していました。
現地調査時の写真からも、車がスロープを乗り上げ、アルミの柱を倒し、ポストを巻き込む形でぶつかって止まった様子が見て取れます。
加害者は親の車を無断で運転していた未成年で、事故後一度帰宅し、親御さんと一緒に謝罪に来られました。







■ トラブルと保険利用について
当初は「きちんと修理させていただきます」と誠意ある対応をされていましたが、途中から「置いてあったゴムスロープが原因では」と責任の所在が曖昧になり、話がこじれてしまいました。
そこで、私どもから火災保険の活用をご提案し、お客様がご加入中の保険で修繕を行うことになりました。
■ 工事の様子(施工中)

まずは損傷したアルミの柱を、周囲のタイルを極力傷つけないように慎重に切り取りました。

タイル下地のコンクリートが大きく割れていたため、しっかりと再形成し、再度柱が施工できる状態に整えました。


タイルは既存と完全に同じものが製造中止になっていたため、サンプルをいくつも比較し、できる限り近い色味で補修用を選定。
予算の関係で全面張替えではなく、部分張替えで仕上げるため、色合わせには特に注意しました。

当初、青い外壁は全面塗装をご提案していましたが、
保険適用の予算内で収める必要があり、最終的にはリペア(補修)専門の職人さんに依頼。
外壁のキズやアルミ水切りの欠けも、目立たないよう丁寧に補修していただきました。
■ 完成の様子(After)






損傷していた手すりとポストは、新しくLIXIL製の門柱・手すりで統一し、すっきりとした仕上がりに。
インターホンも接触不良があったため、録画機能付きの新しいものへ交換しました。
段差やタイルの欠けもきれいに復旧し、事故前よりも使いやすく、防犯性も向上した外構へと生まれ変わりました。
■ 山下より
今回のように、予期せぬ物損事故により外構が破損するケースは少なくありません。
加害者側の対応や保険の有無によっては、お施主様のご負担が大きくなる場合もあります。
ヤマシタ工務店では、事故対応・保険活用のご相談から、確実な施工まで一貫して対応しております。
「どこに相談すればいいかわからない」と感じたときは、ぜひ一度ご相談ください
まずは相談だけでもどうぞ072-662-0620受付時間 9:00-20:00
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