Panasonic製建具の歪み・接着不良による交換工事

~築16年のお住まいで2か所同時に発生した事例~

建具が歪み、扉を開閉する際に床に擦れてしまう状態とのご相談をいただきました。
特に開閉時には扉を少し持ち上げないと動かないほどで、使用に支障をきたしている状況でした。

状況と原因

問題が発生していたのは、1階と2階それぞれのトイレの扉

同時に2か所で不具合が起きていたため、念のため内部構造を確認させていただきました。

扉を解体してみると、スリット部分の化粧板の接着が不良で剥がれ、ズレが発生。
中身は段ボールのような芯材構造で、接着の劣化により強度を保てなくなっていたと考えられます。

メーカー確認と保証対応


お客様がPanasonicへ問い合わせたところ、築16年が経過しているため保証対象外との返答があったそうです。
とはいえ、「たった16年で建具がここまで歪むのは非常に珍しい」とお客様もご不満のご様子でした。

交換工事のご提案と施工内容

「扉だけの交換はできないか」とのご相談もいただきましたが、
今回は扉と枠の両方をセットで交換するご提案をさせていただきました。
枠自体がそれほど高価ではないこと、また収まりを美しくするためにも、枠ごとの交換がベストな選択肢となります。

施工後の様子

新しく取り付けた扉は、しっかりした構造で耐久性にも安心感がある製品を選定。
スムーズに開閉できるようになり、見た目も一新されました。


まとめ

建具の不具合は日常のちょっとしたストレスにつながるだけでなく、
放置すると開閉できなくなったり、床や枠を傷つける原因にもなります。

同じようなお困りごとがある方は、まずはお気軽にご相談ください。
構造や費用、施工方法なども丁寧にご説明しながら最適なご提案をさせていただきます。

内装リフォーム施工実績

暮らしやすさと心地よさを、空間から整える

壁紙や床の貼り替え、収納造作、建具調整、間取り変更など、内装全般に対応しています。
日々の小さな不便や変化に寄り添い、機能とデザインを両立した空間をご提案。
このページでは、実際の施工事例をご紹介しています。

ドアの歪みは修理で直りますか?

建具の歪みが軽度であれば、丁番調整やストッパー交換で直せる場合もあります。
 ただし接着不良や内部の構造劣化がある場合は、扉ごとの交換が必要です。

Panasonicのドアが歪む原因は?

多くは内部芯材(段ボール構造)や化粧板の接着不良によるものです。
 湿気や経年劣化が重なると接着力が弱まり、スリット部分から剥がれやズレが生じます。

保証やメーカー対応は可能ですか?

新築から10年以内であれば保証の対象となることもありますが、
 築15年以上経過している場合はメーカー保証外になるケースが多いです。
 その場合は弊社で交換・再施工のご提案が可能です。

ドア交換はどれくらいの時間で終わりますか?

1枚あたりの交換は半日〜1日が目安です。
 同じシリーズや色での再現も可能ですので、複数同時交換も対応しています。

交換時に枠も替えた方がいいですか?

はい。枠と扉の組み合わせで開閉の精度や見た目が変わります。
 枠ごとの交換が最もきれいに仕上がるため、今回の事例でもその方法を採用しました。