
明治に入った頃から工業化が始まり大量生産性を高めると共に効率化を求め専門職、分業化が進んで行ったようです。
大量に生産している頃はそれで良かったようですが現在は高度成長期はすでに終わっていますし、大量生産の時代は既に終わっています。
高度成長期も終わり、2000年頃から少しずつですが現在建築業では多品少量生産となり大量に造るのではなく、少しずつ造る時代になっています。
現在は建売の時代も終わっていますし、建て替えるなら、こだわりの注文建築!
建て替えるよりリフォームで住みやすくグレードアップしてく時代になってきました。
分業化が進んだ結果、小さな工事でも職長の大工、1~2時間で日当を稼いで帰る電気屋、合間に訪れ1~2時間で日当を稼いで帰る水道屋、1~2時間で日当を稼いで帰るクロス屋、営業の代理となる監督がセットになって工事をしていますが、取り仕切るはずの監督が職人の足を引っ張っている事も経験上、すごく多いです。
大量生産でもなく小さな工事で職長の大工がお客様の要望をちゃんと聞き入れ、電気、水道、クロス、営業も熟るのなら営業も、現場監督も必要ありませんし、熟知した大工が工事できるのなら一人で十分な時代だとおもいます。
正直な所、当店も過去には分業化の職人を束ねて他店と同じようなスタイルの工事をしていました。
ですが、分業職の職人が何人も噛めば噛むほどクレームも多くお客様に叱られる事も多く、コストも上がりますし、お客様に喜んでいただければと多能工の必要性に築き丹念してまりました。
大規模な工事とかコストより工期優先とか、とにかく早さと時間を求められる現場ならともかく、価格より質を求められる事も多くなって来た現在、僕は多能工が必要な時代だと思っています。